株式会社フィット代表の鈴江です。
先週のフィット通信で、
『日本ならではの再生可能エネルギー事業とは?』
という内容をお伝えしました。
先週号の内容はこちら
https://bit.ly/3pgGLDs
先週号の回答である、
2050年カーボンゼロに向けて、
日本の脱炭素社会への移行を、
加速させる打ち手としてできること、
ぼくたちの答えは
「耕作放棄地を活用したソーラーファーム」です。
太陽光以外の再エネ発電所はそれぞれ課題があり、
何より開発に時間がかかります。
太陽光発電所は開発スピード速いけど、
国土が狭い日本では平坦な土地が、
限られる課題があります。
ここで、農地の出番というわけです。
農地は平坦ですからね。
日本には農地が468万haあります。
これは北海道の半分強の面積です。(※1)
468万haの農地の中で農地として、
利用されていない耕作放棄地が
42万haもあるのです。(※2)
ぼくの住む徳島県の面積くらいです。
地方に行けば、荒れている、
農地を多く見かけますよね。
農地全体の約9%が放置されているのです(涙
仮にこの耕作放棄地の6分の1(農地全体の1.5%)
7万haを農業×太陽光に利用できれば、
太陽光発電が100ギガワットも追加で導入可能です。(※3)
FIT制度が始まり、9年程度で、
60GW程度の導入量ですから、
100GW導入可能ということは、
ポテンシャル大きいですね。
小泉環境大臣は霞が関から、
東京のビル街の風景を見て、
ビルの屋根への太陽光の、
可能性を語っていましたが
それよりも大きな可能性が農地にはあります。
100GWあれば、
日本の電力消費の約10%以上を、
賄うことが可能です。(※4)
更に省エネ技術を組み合わせて、
建物の消費電力を抑制すれば、
日本の電力消費量に対する、
再エネ電源比率の割合を、
更に高めることが可能です。
環境サミットで日本が掲げた
2030年、温暖化ガス46%削減を、
達成するには時間がありません。(※5)
太陽光発電は他の再エネ発電所と比較して
圧倒的に導入スピードが速いです。
2030年までの目標達成に、
太陽光は欠かせないもの、
そこに平坦な土地である、
耕作放棄地で遊んでいる農地活用は、
必須だと考えています。
農地の再生ができれば、
脱炭素やエネルギー自給はもちろん、
食料の自給率を高めることにもつながり、
地方創生、働き方改革にもなります。
ライフシフト時代に、
新しいタイプの就農人口をふやすことになり、
社会課題が同時にいくつも解消されます。
上記のような思いを、
動画で熱く語ってみました。
また、動画の中では、
実際にソーラーファームで、
キクラゲを育てている内容もお伝えしています。
こんなに見事に育っていますw
ファーム内にびっしり、
キクラゲが並ぶ風景は圧巻です。
下記動画よりご確認下さい。
※動画の全てに字幕があるので、
音声が出せない環境でも視聴可能です。
ぼくたちの開発した、
ファクトリーファームで
100ギガファクトリー構想を掲げ、
農業×太陽光×ICTで社会を変えるチャレンジをします。
みなさんは、日本の脱炭素に、
どんなアクションをおこしますか?
引き続きフィット通信で、
ぼくのチャレンジをウォッチしてもらいながら、
応援&アクションを起こしてもらえると嬉しいです。
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詳細は下記まとめサイトをご確認下さい。
※農林水産省「農村における土地利用をめぐる事情について」より
※1.農地面積468万ヘクタール(20項目)農地468万ha(うち耕地401万ha)
※2.┗耕作放棄地42万ヘクタール(18項目)耕作放棄地 42.3万ha(H27)
※3.ソーラーファーム1ユニットを600〜700m2の敷地利用・100kWの発電所設置と仮定すると7万haの耕作放棄地に対し100万箇所以上設置が可能です。
ユニット100万箇所で100GW
計算式—————-
1ha=10,000m2
7万ha=700,000,000m2
700,000,000m2(耕作放棄地)÷700m2(1ユニット)=1,000,000箇所
つまり7万haの耕作放棄地に対し100万箇所設置が可能
ユニット100万箇所で=100kW×1,000,000箇所=100,000,000kW
1GW=1,000,000kW
100,000,000kW=100GW
ユニット100万箇所で100GWの発電所が生み出せます
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※4.日本の電力消費1,083,142GWh(2008年OECD/IEAより)
※5.「日本、温室効果ガス13年度比46%減 気候変動サミット開幕」
2021年4月22日日本経済新聞より
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA224GR0S1A420C2000000/