ESG/SDGs

「“コーヒーかす”が環境問題を解決する!?」

皆さんは、コーヒーを飲みますか?
毎朝のコーヒーが欠かせない!という大好きな方も多いはず。
その一方で、「コーヒーかす」がどれくらい捨てられているかご存じですか?

なんと!世界では、年間で100億㎏もコーヒーかすが廃棄されているんです!元は植物だから自然に返るのかな、と思いきや、有機廃棄物なので、処理する際に温室効果ガスを大量に排出してしまうんです…!

そんなやっかいなコーヒーかすが、ある問題を解決するかもしれないんです。

私たちが飲むコーヒー一杯が、想像以上に環境負荷をかけていることは事実ですが、「コーヒーかす」をアップサイクルして、環境問題を解決しようという動きが進んでいます。
※アップサイクルとは、本来は捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて再生すること。

オーストラリアの科学者たちは、熱処理したコーヒーかすをコンクリートに混ぜると、30%も強度が上がる可能性を発見しました!

今、建築業界では、コンクリートの素材となる「砂不足」が問題になっていて、この研究が上手くいけば、砂不足を解決できる可能性があると研究を進めています。

ただ、そのままコーヒーかすを混ぜるだけでは強度が下がってしまう可能性もあるそうで、「熱分解」することで、この問題を解決できないかと科学者たちが模索しています。

この研究が実際に活用できれば、埋立地への廃棄物送りを大幅に減らすことが可能になります。建築業界にとっても、資源の有効活用ができるので、どちらにとってもwinwinですね!
他にも、石けんやカバン、食器など、コーヒーかすのアップサイクルは生活の身近なところに取り入れられています。

コーヒーかすが与える環境問題を知り、アップサイクルされたものを選択肢のひとつとして考えてみるのもいいかもしれませんね。

くわしくはInstagramにまとめています!ぜひご覧ください^ ^

https://www.instagram.com/p/C3Zza55vRjQ/