ESG/SDGs

「緑化が進むと世界中が大変な事になる!?」

皆さんは、グリーンランドという国を知っていますか?
カナダの北東にあるグリーンランドは、デンマークの自治領で、北は北極海、南は大西洋に挟まれた世界最大の島です。「グリーン」と付きますが、大部分が北極圏にあることから、全島の約80%は氷床に覆われています。
しかし、グリーンランドが名前の通り氷が溶け、緑化が進んでいるそうなんです。緑が増えるのは良い事では?と思いきや、大変な自体になってしまうかもしれないんです…!

大部分が北極圏に属しているグリーンランドですが、過去30年で失われた氷の面積がニューヨーク市の約36倍に相当し、この消失は地球規模の気候変動の重大さを表わしています。

緑が減っている地域もあるので、増えることは一見良い事のように思えますが、グリーンランドで緑化が進むと、氷が無くなり、岩石地帯から湿地帯、そして低木地帯へと変化しています。
元の環境から大きく変わることは、地球の生態系に深刻な問題を引き起こしてしまうことになります。そして氷が溶けるということは、永久凍土層が溶け出してCO2とメタンを放出してしまいます。これがさらなる温暖化を促し、土地の不安定化を引き起こす恐れがあります。

それだけではありません。
氷や雪は、高い反射率(アルベド)を持ち、太陽の光を反射して地球を冷やします。しかし、氷が融けると暗い土地や海が露出し、太陽光を吸収しやすくなり、これにより地域の温度がさらに上昇し、氷の融解を加速させ、また気温が上がるという悪循環を生んでしまうのです。

遠い国のことに思えますが、これは全世界で温暖化の加速を止める必要があるということです。
毎年のように異常気象が起こり、災害が増えているのは、みなさんも感じているのではないでしょうか。
個人レベルでもCO2の排出量を意識して、私たちの地球を守りたいですね!

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