超合理化建設 工期14日プロジェクト第一弾 実働工期30日で建つ試行棟が完成
クリーンエネルギー・スマートホーム事業を展開する株式会社フィット(本社:東京都港区 代表取締役:鈴江崇文、以下「当社」)は、基礎⼯事までを含め実働14日で住宅を建築する超合理化建設プロジェクトの第一弾として、当社が定める標準工期では実働51日かかるところを30日で建築する試行棟を、徳島県板野郡藍住町に建築しました。
建設業の労働生産性向上を目指して
建設業は従来より、他業種に比べ労働生産性が低いと言われてきました。また、就業者の高齢化率と、20代~30代の若年就業者の離職率の高さによる人手不足が深刻化しています。当社はこの問題の解消策の一つとして、超合理化建設プロジェクトを掲げ、建設業界の⽣産性向上を目指し、⼯期の大幅な短縮に挑戦しています。
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実働工期30日 試行棟を徳島県板野郡藍住町にて建築
超合理化建設プロジェクトでは、当社が定める標準工期で基礎まで含め実働51日かかるところ、14日で建築することを最終目標としています。今回はプロジェクト第⼀弾として実働⼯期30 ⽇で完成させる試⾏棟を、徳島県板野郡藍住町にて建築しました。
2020年8月17日より着工、着工から4日で棟上げ、実働30日後(日曜を除く)の9月19日に本体が完成しました。今回の試行棟は、プレキャスト基礎(※1)とツーバイフォー技術(※2)に、当社が持つ独自の規格住宅のノウハウを組み合わせています。建築資材は、⼯場でパネルに断熱材や電気配線まで取り付け、現場では組み⽴てるだけでよい状態にして運び込み、施⼯します。このように、あらかじめ工場で生産し、現場で組み上げる建方により、建築工期の短縮を実現しました。
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※1.事前に成形されたコンクリート部材(プレキャストコンクリート)を工場生産しておき、その部材を建設現場に運び込み、施工する工法。
※2. 枠と面(合板)などで構成された壁・床・屋根の一部をパネルで組み合わせてつくる建築工法。耐震性、耐火性、耐久性などに優れている。
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また、当社では他にも生産性向上を目的にした取り組みを行っており、工事監督が現場に行かなくてもタブレットなどIT機器を活用し、リモート管理できる体制のテスト運用等もしています。タブレットから声掛けするだけで、現場の職人とコミュニケーションが取れ、指示出しすることができます。コロナ禍の感染症拡大防止対策としても期待できます。
さらに、発注から納品、施工報告を独自のシステムを利用することで、請求書のやり取りをなくすペーパーレスに向けた取り組みもスタートしています。IT を積極的に活⽤し、建設業の労働⽣産性向上を⽬指します。
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<参考:超合理化建設プロジェクトについて過去の取り組み>
『フィット、カナダ・ケベック州の企業と超合理化建設、 工期14日プロジェクトにおけるパートナーシップ提携を目指し、 12月11日に渋谷ヒカリエで調印式を開催』(配信日:2019年12月10日)
https://www.fit-group.jp/news/141211.php
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